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5月28日 人生はよくわからないことだらけだ。 5月26日 子供たちのためを考えるっていうならさ、「現実世界には、暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。」っていうステッカーをそこらじゅうに貼っておくべきだよね。 5月25日 胸にでっかく”浅草”と描かれたTシャツを見て、「売れるわけ無いよね」と、言ったあいつの背中には、”Los Angels”の文字が光っていた。 5月24日 やっかみの社会。 出る杭は打たれるなんてことわざがあるように、日本の社会は成功者に対して厳しい。自分に無いものを持っている者に対して、賞賛や憧憬の念を抱くよりも、なんであいつがとやっかむことのほうが多い。 その根底にあるのは、誰しもが皆平等であるという、間違った平等の精神だろう。多くの人が勘違いしているのは、平等をみんなが同じであることだ、と思っている点だ。 生まれや育ち、人種や宗教、性別や体格、地位や貧富、どんな人だって同じ人はいない。みんなが同じであることなんて絶対にありえない。憲法が定めているのは、みんなそれぞれ違う点があるが、どんな人でも同じように法律は適用される。法律の下には平等であるということだけだ。 スタート地点は誰もが違う。生まれたときから誰しもが羨むような地点にいる人もいるだろう。誰かにとっては簡単な道が、他の誰かにとってはとても険しく細く長い道であることもあるだろう。ただそれでも、誰しもがなりたいものになれる、その可能性は閉ざされていない。平等とはそういうことだ。 他人を羨む前にその可能性を探ってみては? 5月12日 モモと時間泥棒。 「とっても長い道路を受け持つことがよくあるんだ。おっそろしく長くてこれじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。」 (ミヒャエル・エンデ『モモ』より 道路掃除夫ベッポとモモの会話一部抜粋) 昔は何日もかけて移動していた距離を今は数時間で移動できるようになった。掃除機も洗濯機も全自動で手早く済ませられ、食事だって一分で牛丼がでてくる。メールは送ったそばから返信がくるし、送信もしていないのに「お返事ありがとうございました♪」なんてメールが届くほどだ。 全てのものごとが、どんどんスピードアップしている。何日もかけて、何十人もの人が行っていた仕事が、ボタン一つで一時間のうちに終るなんてこともざらだ。その分自由に使える時間が増えたかというと、現実にはできた時間に他の仕事が入っただけで、労働時間も給料もたいして変わりがない。 趣味に使う時間もできるだけ無駄を省いて効率重視。録画したビデオは2倍速で鑑賞し、彩色の施されたプラモデルを作る、それも面倒ならいっそ綺麗なフィギュアを買って飾る。お取寄せした名物を食べながら3Dの旅番組を鑑賞し、温泉の素でお風呂にはいる。そのうち、黄門様は前半の45分がカットされ、リネージュは一週間でDKになれるようになるだろう。(今でもなれるって?) 最近よく思うのだ。昔はもっとゆっくり時間が流れていた気がすると。私たちは知らず知らずのうちに実は時間泥棒たちに時間を盗まれているんじゃないだろうか。気が付くと『モモ』の登場人物たちのように「忙しい、忙しい」、「時間がない、時間がない」なんて口癖のようにつぶやいている。 5月10日 OECDの国際学習到達度調査。 OECD加盟国の多くで義務教育の修了段階にある15歳の生徒を対象に読解力や問題解決能力を調査する国際テスト。実際に役に立つ生活場面を想定した問題が出され、問題解決能力が問われる。近年のテストで日本の順位が下がったことが大きく報道され、学力低下の証拠として取りだたされた。 先日の問題(5月7日の記事)であるが、Kanappeさんが素晴らしい解答をBBSに寄せてくれたので、詳しくはそちらを参照。大まかに言えば、円の面積は半径の2乗に比例して大きくなるというようなことが説明されていればOECDの想定した正解となる。 しかし、よく考えてみるとこの問題、「得になる」とはどういう状況を指すのか説明されていない。実際に役立つ生活場面を想定するというならば、いろいろなことが考えられる。 直径40cmのピザは一人で食べるには大きすぎる。どうせ食べきれないなら小さいほうを買ったほうが得だ。厚さと大きさは等しいが、乗ってる具材が違う。海老カニを使った豪華な小さいピザのほうが得だ。(人によっては海老カニは食べられないので大きいピザのほうが得だ。)ピザ屋さんにとっては小さいピザが売れたほうが得である。所持金が30ゼットしかなく、もう10ゼット稼ぐには相当な苦労をしなければならない。などなど。 問題というのは、いつのときも問われることより、問うことのほうが力量を要する。問題を作る方が、問題を解くことよりも何倍も難しい。この問題で円の面積と半径の関係を問いたいのであれば、ピザや得になるなどのあいまいな表現を用いるべきではない。 テストというのは解答者の力量を判定する以上に、出題者の力量が判定されるのである。他にも、チョコレートダイエットの方法などツッコミどころ満載のテストなので、興味のある人は調べてみては。 5月7日 【問】どちらのピザのほうが得ですか。その理由も示してください。 解答と解説はまた今度。 5月6日 ゆとりとインテリ。 インテリというと、頭でっかちのガリ勉馬鹿といった感じの意味で、どちらかといえば負のイメージの言葉だったきがするが、最近はそうでもないのかな。以前は、明るいとかリーダーシップがあるとかいった人間性が重要視されていて、頭がいいだけとか運動神経がいいだけの奴がインテリとか筋肉馬鹿とか呼ばれて見下されていた。 それが、最近は「脳を鍛える」とか「体を鍛える」とかいうことにみんな必死になっている。でも、「人間性を鍛える」というところがぽっかり抜け落ちているような気がする。ゆとり教育が批判されているけど、ゆとり教育っていうのはこの人間性の教育を重視していて、学力だけじゃない幅広い人間の育成を目指していたんじゃなかったのかな。 石川遼とか見ていると、18歳の自分と比較してありえないほど人間ができているというか、どういう教育を受けてきたんだろうなんておもったりして、あぁゆとり教育かと納得したり。 相撲が強いとか、音楽のセンスが優れているとかだけで、人間としてどうなのかという点に関心をそそいでこなかったことが、問題になったりしたけど、そのわりには時代は逆行している。 |